ようやく夏休みが始まりました。
この10連休での課題を挙げるとすれば、
①麻雀の点数計算に関するブログを書く
②麻雀の待ち判定アプリの製作を進める
③天鳳で雀力を上げる
④朝倉プロの本を読破する
⑤今年の馬券成績をまとめる
といったところでしょうか。
というわけで、まずは点数計算のコツについて私なりにまとめたブログを書いてみようと思います。
といった章立てにしました。
どうぞ最後までお付き合いください。
Ⅰ.符計算を覚えよう
麻雀の点数計算を覚えていない人は、おそらくこれが煩わしくて断念しているのではないかと思います。
ですが、符計算に関してはコツのようなものはあまりなく、泥臭く覚えるしかありません。
頑張りましょう。
符計算の要素には、
①和了り方、②待ち方、③アタマ、④メンツ
の4つがあります。
これらを順番に説明していきます。
①和了り方
まず、和了った時点で20符が与えられます。
そして、
・ツモの場合(鳴いている鳴いていないに関わらず) → +2符
・メンゼンロンの場合(鳴いていたらダメ) → +10符
が与えられます。
和了り方に関してはこれだけです。
次は、ここで計算した符をベースにして、②~④の要素を加点方式で考えていきます。
②待ち方
ここでいう「待ち方」とは、リャンメンかカンチャンかといった、和了る時の形を意味します。
待ち方には5種類あり、それぞれ
・リャンメン → +0符
・カンチャン → +2符
・ペンチャン → +2符
・シャンポン(シャボ) → +0符
・単騎 → +2符
といった加点方法になります。
基本的に、
・待ち牌が2種類 → +0符
・待ち牌が1種類 → +2符
というふうに分類でき、和了りにくいほど符が上がるようになっています。
③アタマ
アタマも符が加点される場合とされない場合の2種類があります。
・鳴いたときに役になる牌 → +2符
・鳴いても役にならない牌 → +0符
例えば、中中というアタマを持っているとき、中は鳴いたら役になる牌なので+2符加算されます。
西西というアタマの場合は、西家なら+2符加算、それ以外の席の場合は加算なしです。
また、ダブ東(ダブ南)の権利を持つ人が東東(南南)というアタマを有する場合、効果が2倍になって+4符の加算となります。
④メンツ
最後に、手牌を構成するメンツに応じて符が変わってくるので、それについてのお話です。
メンツは5種類に分類でき、以下のような符計算になります。
・順子(シュンツ) → +0符 (例:123、456)
・明刻(ミンコウ) → +2符 (例:ポンした222)
・暗刻(アンコウ) → +4符 (例:ポンしてない222)
・明槓(ミンカン) → +8符 (例:他家から鳴いてできた2222)
・暗槓(アンカン) → +16符 (例:自分で全部そろえた2222)
ただし、上記の符計算は全て中張牌(2~8の数牌)の場合のものです。
ヤオチュウ牌(1,9,字牌)の場合は全て2倍されます。
例えば、北北北と暗刻で持っている場合は+8符となります。
基本的な考え方としては、
明刻→暗刻→明槓→暗槓
と作りにくい順に符が倍々になっており、それが1,9,字牌ならさらに2倍になります。
まとめ
以上の4要素を考えて、合計の符が算出されます。
最後に、1桁目を繰り上げれば符計算の完了です。
例:32符→40符、50符→50符
今後、いろんな和了り形の符計算をやっていけば分かると思いますが、ほとんどの場合が30符か40符です。
なので、最初のうちは、
・鳴いている状態で和了った(ツモでもロンでも) → 30符
・鳴いていない状態でツモ → 30符
・鳴いていない状態でロン → 40符(ただし、ピンフは30符)
と覚えておけば良いと思います。
これが当てはまらないのは、
・1,9,字牌を2個以上ポンしている
・1,9,字牌の暗刻が1個以上ある
・トイトイっぽい
・カンしている
時に多いので、こういうときは注意して符計算を行う必要があります。
Ⅱ.子の1~3翻の30符と40符を覚えよう
符計算まで覚えてしまえば、点数計算の2/3くらいはマスターしたと言って良いでしょう。
次のステップは、子の1~3翻の30符と40符の点数を覚えることです。
4翻(マンガン)以上は符計算を行う必要がなく点数が決まっているので、この記事では扱わないことにします。
というわけで、以下の点数表の赤く囲った部分だけを必死で覚えてください。
とりあえずは、ロンの場合の点数だけ覚えれば良いと思います。
ツモの場合の点数は、ロンの点数から予想できます。
例:3翻30符
ロンの点数:3900点
↓ 子のツモは点数を1:1:2に分ければ良いから
1000-1000-1900?
↓ 「1000-1900」なんて聞いたことないよなあ。
↓ 近い数字で聞き覚えがあるのは・・・
1000-1000-2000
ここで大事なのが、その点数の聞き覚えがあるかないかです。
私はこの感覚で点数計算を覚えました。
このイノマティブ的メソッドはこの後もたくさん出てくるので慣れておいてください。
Ⅲ.50符以上の点数の出し方
1~3翻の30符と40符の点数を覚えてしまえば、50符以上の点数も実は予想することができます。
50符以上を計算するときは、30符と40符の点数差を、10符増えるごとに加算していけばよいだけです。
例を挙げて説明します。
例:1翻50符を求めたい場合
1翻30符が1000点、1翻40符が1300点で、その差300点
↓ 1300+300
1翻50符は1600点
例:2翻60符を求めたい場合
2翻30符が2000点、2翻40符が2600点で、その差600点
↓ 2600+600×2
2翻60符は3800点?
↓ 3800点は聞いたことない。近い点数で聞いたことあるのは・・・
2翻60符は3900点(ザンク)
といった感じです。
このように、30符と40符さえ覚えていれば、50符以上は算出できます。
ですが、そもそも60符以上はあまりお目にかからないので、50符まで丸暗記でも良いかもしれません。
Ⅳ.親の点数の出し方
ここも、子の点数を1.5倍して、聞いたことある点数に直すだけです。
例:2翻30符
子の場合は2000点
↓ 1.5倍して
3000点?
↓ 近い点数で聞いたことあるのは・・・
2900点(ニッキュー)
↓ ツモの場合、3で割った時にキリが良くて聞いたことあるのは・・・
1000オール
例:3翻30符
子の場合は3900点
↓ 1.5倍して
6000点くらい?
↓ 近い点数で聞いたことあるのは・・・
5800点(ゴッパー)
↓ ツモの場合、3で割った時にキリが良くて聞いたことあるのは・・・
2000オール
簡単ですね。
Ⅴ.例外(ピンフツモ、七対子)
この章では、上記のルールに当てはまらない例外を紹介します。
ピンフツモ
第Ⅰ章で書いた通りにピンフツモの符計算を行うと、30符になるはずです。
しかし、麻雀のルールでは例外的にピンフツモを20符として扱うことになっています。
2翻 → 400-700 (例:ピンフツモ)
3翻 → 700-1300 (例:リーチピンフツモ)
4翻 → 1300-2600 (例:リーチピンフツモドラ1)
5翻以降は普通の点数計算と変わりありません。
5翻(マンガン) → 2000-4000
6~7翻(ハネマン) → 3000-6000 など
2翻と3翻の場合は、50符以上の点数を導いた時と同様に、40符と30符の点数差を30符の点数から引いて求めても良いです。
いずれにせよ、ピンフツモはよく出る役なので、スッと言えるように覚えておきましょう。
七対子
七対子の点数も例外的に覚えておきましょう。
2翻 → 1600 (七対子のみ)
3翻 → 3200 (例:リーチ七対子)
4翻 → 6400 (例:七対子ドラドラ)
2翻で1600点ということだけ覚えて、後は1翻増えるごとに倍にしていけば良いだけです。
ピンフツモと同様に、5翻以上は普通の点数計算と変わりません。
Ⅵ.練習方法
ここまで覚えれば後は教えることは何もありません。
実戦あるのみです。
ここでは、私がおススメする練習方法をお教えします。
CPU相手の麻雀ゲーム
天鳳などのオンライン対人型の麻雀ゲームは、スムーズなゲーム進行が求められるため、和了るとすぐに点数が計算されてしまいます。
点数計算が慣れないうちは、ゲームに先に点数を教えられてしまうため練習になりません。
そこでおススメなのが、相手が全員CPUの麻雀ゲームです。
私はこのフラッシュゲームをよく練習に使っていました。
相手が全員CPUなので、和了ってから点数が表示されるまでに時間をかけても誰にも文句は言われません。
自分や相手の和了り形を見て、まずは自分で点数計算し、それから答え合わせをしましょう。
点数計算には関係ありませんが、長考し放題なので牌効率の勉強なんかにも使えます。
点数計算練習アプリ
「麻雀 点数計算 練習」などで検索すれば、何件かヒットすると思います。
このブログでは例題を出すことはしていないので、実際に問題を解いてみたいという方はアプリをインストールしてみてください。
(おススメのアプリがあったのですが、どうやら無くなってしまったようです…。
自分に合うアプリを各々見つけてください。)
Ⅶ.最後に
点数計算ができるようになれば、
「ツモ!え~っと、リーチ、ツモ」
カチャッ(裏ドラをめくる音)
「ドラ1!この場合は3翻だから、え~っと・・・。イノマティブ点数早く教えて!」
という生活からおさらばでき、
「ツモ」
カチャッ(裏ドラをめくる音)
「1000-2000」
とプロ雀士っぽく点数申告を行うことができるようになります。
この方がかっこいいですし、ゲーム進行もスムーズになりますよね。
最初の方は時間がかかってしまうかもしれませんが、まずは自分で計算するクセをつけるようにしましょう。
特に、リーチをして考えることがない時は、ツモった時とロンした時の点数を頭の中で準備しておくのが良いと思います。
ちなみに私の最近のブームは、プロ対局を観戦しているときに、プロと同時に点数を口ずさむことです。
点数計算を覚えればこういった楽しみ方もできるようになります笑
このブログが皆さんの麻雀力向上の一助となれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
p.s.
「日本一分かりやすい点数計算解説ブログ」でバズることを目指しているので、「もっとこうした方が良い」「ここが分かりにくい」等の意見があれば、遠慮なくお願い致します。