だいぶ間が空いてしまいましたが、10/30~11/1で2泊3日の京都旅行に行ってきました。
今回はその時の思い出をブログに書いていこうと思います。
メンバーは、地元の友達でかつ関東で働いてる勢の4人でした。
残念ながら全員男です。
コロナが落ち着いてきた頃に4人で飲んで、せっかくGOTOあるから旅行に行こうという話になって、この企画が実施されました。
それでは1日目から振り返っていきます。
1日目
平等院鳳凰堂
12時頃に京都駅に着き、そこからはレンタカーを借りて、宇治にある平等院鳳凰堂に向かいました。
道中は宇治川沿いを運転していったのですが、川沿いの雰囲気が地元に似ているということで、「糸魚川=京都」という謎理論が生まれました。
天気は良かったのですが、いかんせん逆光。
良い写真を撮るには時間帯を選ばないといけないっぽいです。
平等院の後は、表参道沿いで抹茶を堪能。
本物の抹茶って結構苦いんですね。
普段食べてる抹茶のお菓子がいかに甘く味付けされているのかがよく分かりました。
道理でぜんざいとよく合うわけです。
清水寺付近
5時頃に京都駅付近のホテルに到着。
この日は夜7時からすっぽんというメインイベントを控えていたのですが、まだ時間があるので、ツアーについてきた「ずらし旅 選べる体験」というのを利用して、以下のお店に行くことに。
清水寺に向かう坂の途中にありました。
もとは廃校だったところをホテルにして、上の階にバーをつくったそうです。
屋上でも飲めるそうだったので楽しみにしていたのですが、あいにくこの瞬間だけ雨が降っていて屋上は開いていませんでした。
しかも、店内はホテルのお客さんで一杯ということで門前払いに…
仕方ないので、清水寺でも見に行こうかと思ったのですが、こちらも6時で拝観時間が終了しており入れませんでした。
この辺は完全にリズムが悪かったです。
やることもなくなったので、少し早いですがタクシーですっぽんのお店に向かうことにしました。
助手席に座ると運転手に話しかけられ、
運「明日はどこいくんや?」
私「天橋立に行こうと思います。」
運「天橋立にまつわる神様は知ってるか?」
私「いえ、知りません。」
運「なんちゃら神というのがおってな、あの天照のなんちゃらとうんたらかんたらの関係で…」
私「へえ、そうなんですね。」
運「そんなことも知らんのか。もっと勉強した方がええで。」
私「え、はい、すいません…」
なぜか怒られました笑
タクシーの運転手とはこれからはあんまり話さないようにしようと決めた瞬間でした。
このタクシーのカーナビが極限まで広域に設定されていて、ずっと日本地図が映っていたのが印象的でした。
すっぽん前哨戦
30分ほど早くすっぽんの店に着いてしまったので、時間を潰すために近くのたこ焼き屋に入りました。
すっぽんのお店だとお酒も高いだろうし、お腹一杯食べられないだろうということで、ここで軽く飲み食いしていくことに。
気さくなおばちゃんが経営していて、いかにも地域に根付いたお店という感じでした。
キンキンに冷えたビールとアツアツのたこ焼きの相性は言わずもがなです。
ちゃんと競馬新聞が置いてあったのが個人的にはポイントが高かったです。
おばちゃんは「私もこれから天皇賞の予想すんねん」と言っていて、もっと長時間話したかったです。
すっぽん
この旅行のメインイベントです。
社会人になったからこそ行ける高級店でいい飯食おう、というのが今回の旅行のコンセプトでした。
この大市というお店ですが、ひとつのコース料理しか存在せず、その値段はなんと一人25000円!
これは期待が高まります。
お店の中に入るやいなや、庭に沿った縁側を歩かされ部屋に案内されました。
いかにも高級料亭といった感じで、アカギがヤクザと麻雀する場所みたいだなという印象でした。
部屋はこんな感じ。(コロナ対策なのか、庭に面したふすまがずっと開けられていて、めちゃくちゃ寒かったです。)
最初は「すっぽんの肉のしぐれ煮」が登場しました。(写真を撮り忘れたので食べログより拝借。)
初めて口にしたすっぽんですが、なんとも独特な味わい。
私の語彙力ではうまく表現できないです。
プルプルした部分もあって、絶対お肌に良さそうでした。
そして、本番のすっぽん鍋の登場です。
この土鍋、1600℃の熱に耐えられるそうです。
高温で一気に炊き上げるのが大市のこだわりとのこと。
中身のすっぽんは最初に出されたものと同じですが、やはり出汁が美味しいです。
貴重な食材という感じがひしひしと伝わってきたため、チビチビと出汁を味わいました。
ちなみに、この鍋は全く同じものが2回出てきます。
コース料理で同じものを繰り返してくるあたり、お店の自信が感じられます。
〆はすっぽん汁を用いた雑炊が出てきました。
もしかしたらこれが人生で食べる最も高級な雑炊になるかもしれません。
中に入っているお餅も美味しかったです。
食後のデザートはシャインマスカットでした。
この辺りも高級感があります。
デザートも食べ終え、すっぽんの余韻に浸っていると、いよいよお会計の時間がやってきました。
渡された領収書がこちら。
覚悟はしていましたが、いざ10万超えの金額をみると笑うしかありませんでした。
良い社会経験ができたと思うことにします。
最初に食器にかけてあったハンカチのようなものは持ち帰ることができました。
1食に25000円を支払った勇気あるものに与えられる勲章です。
思い出として大切にとっておきたいと思います。
先斗町・木屋町周辺
夜はまだ長いということで、先斗町・木屋町周辺をプラプラしました。
この日はけっこう寒く、とりあえず何でもいいからお店に入ろうということで、まずは居酒屋いろはかるたに行きました。
学生時代にも何度かお世話になったお店です。
わざわざ旅行で行くような店ではありませんが、休憩がてら利用させてもらいました。
その後は先斗町を歩きました。
途中でおねえのお店を見つけて、ちょっと入ってみようという流れに。
店のドアを開けると、艶やかな着物で綺麗に着飾ったゴリゴリの男性が出迎えてくれました。
おねえ「このお店初めてですか?」
私「はい、初めてです」
おねえ「誰かの紹介ですか?」
私「いえ、そういうのはないです」
おねえ「うちは紹介の人しか入れてないのよ〜。堪忍な〜。」
人生で初めて「一見さんお断り」をくらいました。
おねえの「堪忍な〜」がとても艶めかしい声で、両手を合わせて目を合わせて言われたのですが、人ってこんなに真心込めた謝罪ができるんだなと感心しました。
この旅の思い出トップ3には入るシーンだったと思います。
また外をさまようことになり、結局シーシャ(水タバコ)の店に行くことになりました。
私はシーシャ初体験でした。
フレーバーの種類が無限にあってよく分からなかったので、注文とかは全部友達に任せました。
グリーンアップル味とチョコレート味を試すことになりました。
個人的にはグリーンアップル味が美味しかったです。
普段タバコを吸っている友達から
「煙は肺の中には入れず、喉のあたりで止めて吐き出す」
というコツを教えてもらって、何となく実践できるようになりました。
タバコを吸いたくなる気持ちが少し分かったような気がします。
天下一品総本店
この日の〆として、北白川の天一総本店に向かいました。
昔住んでいた北白川、久しぶりで楽しみです。
四条からタクシーに乗って、途中京大を経由したのですが、京大から北白川まで行く道のりが私の当時の通学経路と全く同じでした!
私が見つけた最短経路と完璧に一致していたため、懐かしさと感動のあまり、気づいたらタクシーの運転手に
「やっぱこの道通りますよね!!私の通学経路と全く同じです!!」
と話しかけていました。
さっき、タクシーの運転手とは話さないと決めたばかりなのに。
私が初めて一人暮らしを始めた土地。
いろいろな思い出が蘇り、他の3人を差し置いて、1人盛り上がってしまいました。
このタクシーがこの旅行で最もエモい瞬間でした。
天一では、こってりのねぎラーメンを注文しました。
やっぱり天一はこの総本店の味が一番です。
最後は男気ジャンケンで、支払いを決めることに。
この旅行で何回か男気ジャンケンしましたが、全部負けてしまいました。
奢りたかったな〜
ホテル
長い1日を終え、1時過ぎにようやく京都駅前のホテルに戻ってきました。
ちなみに、今回利用させてもらったホテルはこちら。
大浴場があるという点に惹かれて予約したホテルです。
意気揚々と大浴場に向かおうとしましたが、なんと12時までしか開いていませんでした。
疲れた体を癒そうと思っていたので、けっこうショックでした。
お風呂は朝起きたら入るということにして、代わりにUNO大会をすることになりました。
これが意外と盛り上がって、気づいたらもう4時前です。
こういう時そろそろ止めようってなかなか言い出せないんですよね。
ようやく1日目終了です。
2日目
天橋立
意外とみんなしっかり起きて、10時には行動開始できました。
この日はレンタカーで天橋立へ行きました。
kazukichixさんやmmforhtnさん達と行って以来です。
リフトで天橋立ビューランドまで登り、天橋立を見下ろしてきました。
かわら投げという遊びもやってきました。
(写真はホームページより拝借)
かわらに願いを書いて投げて、丸い穴に通せばその願いが叶う、といったものです。
かわらにデカデカと「天皇賞的中」と書いて投げましたが、盛大に枠から逸れていきました。
地上に戻ってからは海鮮丼を堪能しました。
そういえば京都も海に面していたなと再認識しました。
ドライブ終え京都駅に帰ってきたのが5時過ぎでした。
夕飯にはまだ少し早いので、ホテルで1時間ほど仮眠を取ることに。
前日のUNOのせいでみんな限界でした。
すき焼きキムラ
夕飯で訪れたのはこのお店。
寺町四条辺りにあるすき焼き屋さんです。
友達の一人が計画段階でここに行ってみたいと言い出したお店だったのですが、正直こんなとこあったっけ?というのが最初の印象でした。
いざ訪れてみるとめちゃくちゃ見覚えがありました。
何度も通り過ぎたことはあったものの、学生時代は結局来ることがありませんでした。
中は畳の部屋が広がっていて、たくさん小さな机が並んでいました。
実家感があってよかったです。
もちろんすき焼きも絶品でした。
すき焼き+ごはん+ビールの組み合わせは最高です。
会計は一人5000円程度で、すっぽん代でこれ5回食べれるね(1/5すっぽん)という話で盛り上がりました。
この「何分の1すっぽん」というワードが今回の旅行の流行語大賞だったと思います。
先斗町・木屋町周辺
途中鴨川沿いも歩いて「カップル等間隔の法則」を久しぶりに見てきました。
初めて見た友人達が結構感動していたので、案内できて良かったです。
2件目として、先斗町のお店に適当に入りました。
今までは「先斗町」と聞くだけで敷居が高く感じてしまっていましたが、そこまで気負う必要がなさそうなお店もいっぱいありました。
このお店は鴨川を見ながら食事を取ることができる点が良かったです。
藁焼きも美味でした。
その後は、チェーン店ではありますが、ダーツバーbeeでダーツを1時間ほど楽しみました。
この日も〆はラーメンで、思い出のこの店に行きました。
学生時代に飲み会の〆で何度もお世話になったラーメン屋です。
夜遅くに食べるここのラーメンはホント美味しいんですよね。
当時を思い出しながら麺をすすってきました。
帰りのタクシーの途中、四条河原町付近で、泥酔して地面に倒れている女性を、同じ刈り上げの髪型をした4人の男性が介抱しているという、カオスな現場を目撃しました。
友達の1人が
「京都なのに全然はんなりしてないな」
と言っていたのが印象的でした。
この日の夜は誰もUNOをやろうと言い出しませんでした。
みんなの気持ちがひとつになった瞬間だったと思います。
3日目
伏見稲荷
最終日は伏見稲荷に行きました。
まずは朝飯兼昼飯ということで、近くにあるカフェに立ち寄りました。
こんなお店あったの知らなかったです。
食べ終えた後は伏見稲荷を登りました。
途中「おもかる石」があったのでみんなで試しました。
(写真はネットから拝借。https://jp.zekkeijapan.com/article/index/1051/)
願い事を思った後に石を持ち上げて、想像より軽ければ願いが叶う、といったものです。
ここでももちろん天皇賞の的中を願って石を持ち上げました。
めちゃくちゃ重かったです。
伏見稲荷には何度か来たことがあったのですが、夏場で暑い時期だったり、夜遅くで不気味だったりという理由で、山頂まで登り切ったことがありませんでした。
今回は天候もちょうど良く、山頂まで到達することができました。
当時の心残りが解消できて良かったです。
さよなら京都
最後は京都駅に戻って、京都タワーに登ってきました。
久しぶりにガチャガチャをして、京都タワーのオブジェを手に入れました。
旅の思い出として今はテレビの前に飾っています。
16時台の新幹線に乗って、京都に別れを告げました。
新幹線の中で天皇賞の結果を確認し、この旅行中の占いの効果をひしひしと感じながら東京に戻ってきました。
東京駅付近でホルモンを食べて、この旅行は幕を閉じました。
まとめ
今回はGOTOキャンペーンを利用した旅行だったので、一人あたり75000円で済みました。
すっぽん代だけで25000円(全体の1/3)を占めていて、それを除けばかなりリーズナブルな旅行だったと思います。
地域共通クーポンがタクシーで使えるという発見があったのも大きかったです。
京都に6年も住んでいたのに意外と行ったことのない場所が多く、京都の良さを再発見できる旅行になりました。
学生として過ごす京都も良かったですが、社会人として遊びに来る京都も良いですね。
また何度でも来ようと思います。
ご飯のレビュー的な文章を書くには語彙力が必要だなと、ブログを書きながら痛感しました。