一昨日は有馬記念の枠順抽選会がありました。
このように大々的に枠順が決まるのは有馬記念くらいですね。
やはり特別なレースです。
有馬記念は中山2500mが舞台で、内枠が有利と言われています。
昨年、キタサンブラックに乗る武豊が②番を引いた時は、場内から歓声が上がっていました。
結果的にキタサンブラックは1着を取りました。
以下、今年の枠順と各馬に対するコメントを書いていきたいと思います。
今年も武豊がやってくれました。まさか最内枠を引いてくるとは。さすが持っている男です。
今回の有馬記念で一番話題の馬はこの馬でしょう。
元々は障害レースで圧倒的な強さを誇っていたのですが(障害重賞9連勝、その内障害G1は5連勝)、今年は平地に挑戦してきました。平地のレースでもしっかり2連勝して、この有馬記念に乗り込んできました。
ただ、勝った平地のレースはレベルの低いものだったので、平地の一線級の馬と互角に渡り合うのは流石に厳しいのではないかと思っています。
話題性で過剰人気になりそうなので、切ろうと思っていた一頭ですが、①番枠を引いたことで不気味な存在になってきました。
②クリンチャー 藤岡佑介 牡4
今年はフランスの凱旋門賞に挑戦しましたが、あえなく惨敗してしまいました。今回はそれ以来のレースです。海外帰りで疲れが残っていないか不安です。
重馬場が得意な馬なので、当日天気が悪くなるようなら考えたい一頭です。
③モズカッチャン Mデムーロ 牝4
昨年のエリザベス女王杯(G1、京都、芝2200m)の覇者。牝馬ではありますが、牡馬とのレースでも好走経験があります。
内枠を引いたのも良さそうですし、12月に入って重賞勝ち星を重ねているMデムーロが騎乗するのもプラス要素です。
2年前のダービー馬。ただ、その後凱旋門賞に挑戦して帰国してからは、パッとしないレースが続いている印象です。競走馬としてのピークは過ぎてしまっているのではないでしょうか。
⑤パフォーマプロミス Cデムーロ 牡6
6歳で遅咲きながら、今年G2を2勝しています。G1での好走実績はありませんが、ここ最近調子を上げている一頭。内目の枠、外人ジョッキーなのも好材料。
⑥サトノダイヤモンド Bアヴドゥラ 牡5
2年前の有馬記念1着馬。今回の有馬記念が引退レースです。この馬も去年凱旋門賞に挑戦してから調子を落としており、かつてほどの勢いはありません。
しかし、有馬記念は引退を表明している馬が好走しがちなので、復活劇もあり得るかもしれません。
シルバーコレクターの異名を持つ馬です。かつては、大きなレースで2着を連発していました。
しかし、最近は年齢もあるのか馬券に絡めていません。
ここでも厳しいと思われます。
⑧ブラストワンピース 池添謙一 牡3
唯一の3歳馬です。3歳馬は他の馬に比べて斤量が2キロ軽くなっています。
デビューから期待されていましたが、まだG1では勝てていません。
軽い斤量+大舞台に強い池添ジョッキーで一発あってもおかしくないと思います。
⑨リッジマン 蛯名正義 牡5
主に長距離レースを走っている馬です。前走はステイヤーズステークス(G2、中山、芝3600m)で勝利しています。
しかし、G1は今回初挑戦で、やや実力不足感が否めません。
⑩ミッキースワロー 横山典弘 牡4
ここ3走は馬券に絡んでいませんが、前走のジャパンカップ(G1、東京、芝2400m)では、最後の直線で最速の上がりタイムを披露しています。差し馬有利の展開になれば、この馬の末脚が炸裂するかもしれません。
⑪ミッキーロケット Oマーフィー 牡5
完全に終わった馬だと思っていたのですが、今年の宝塚記念(G1、阪神、芝2200m)を7番人気で見事勝利しました。
欧州の若き天才と言われているマーフィー騎手が騎乗するということもあり、今回も穴を開けてくれるかもしれません。
おそらく1番人気でしょう。前走は天皇賞秋(G1、東京、芝2000m)で勝利しており、実績は申し分ありません。そして、今年勝ちまくっているルメールが騎乗することで、ますます人気に拍車がかかりそうです。
順当に行けばこの馬が勝つのではないでしょうか。
年齢を重ねても頑張って走り続けている牝馬です。綺麗な白い馬体が印象的ですね。
競馬好きの井森美幸が「私は芸能界のスマートレイアーよ」と言っていたのが面白かったです。
さすがにこの舞台では厳しいでしょう。
⑭キセキ 川田将雅 牡4
川田ジョッキーとコンビを組み、逃げの戦法を取るようになってからは好走が続いています。
天皇賞秋3着、ジャパンカップ2着とこの秋は結果を残してきました。
しかし、この2つのレースではかなり速いタイムで走破しているので、疲れが残っていないか不安です。
逃げ馬が外目の枠に入ってしまったというのも嫌な感じです。
⑮シュヴァルグラン Hボウマン 牡6
その両方で騎乗していたボウマンに手が戻るのはプラス材料です。今年の秋は騎乗停止の期間と重なるなどしてボウマンが乗れていませんでしたが、それでも京都大賞典(G2、京都、芝2400m)で4着、ジャパンカップで4着と堅実に走ってきました。
単勝も10倍程度つくと予想されるので、ひそかに狙っていた一頭だったのですが、外枠に入ってしまったため悩ましくなってきました。
中山巧者です。昨年の有馬記念は最下位でしたが、これは最後の直線で他の馬にぶつけられてしまい、明らかな不利があってのもの。手ごたえ自体は良さそうに見えたので、この不利がなければ上位に食い込んだのではないかと言われています。
穴馬として狙おうと思っていたのですが、残念ながら大外枠に入ってしまいました。
今は買うのを控える方向に傾いています。
以上が全馬の紹介でした。
人気になりそうな馬や狙おうと思っていた馬がことごとく外目の枠に入り、予想が難しくなってしまった印象です。
今の段階で5頭ボックスを買うなら、
③モズカッチャン
⑤パフォーマプロミス
⑧ブラストワンピース
⑩ミッキースワロー
といったところでしょうか。
ただ、5頭に絞るのが正直難しそうなので、3連単5頭ボックスではなく他の買い方にするかもしれません。
最終的には、直前のオッズや予想家の意見も参考にしながら選びたいと思います。
ちなみに、本日は阪神カップ(G2、阪神、芝1400m)が開催されます。
購入馬券はこちら。
ワイド総流し
⑯ー残り全て
15点×100円=1500円
⑯ベステンダンクは現在14番人気(16頭中)です。今回は穴馬から狙っていこうと思います。
この馬は一時期障害レースを走っていたのですが、平地に戻って初めてのレース(米子ステークス)で圧勝しました。
それ以来勝ち星はありませんが、その時の勝ち方が忘れられず今回この馬を本命視するに至りました。
ここまで人気が落ちているのなら狙い目だという考えです。
馬券はワイドを選択して総流ししているので、とりあえず⑯が3着以内に来れば当たりとなります。
有馬記念用の資金が増えるといいな。