2021年もJRAの全重賞が終了しました。
が、残念ながら今年も年間収支プラスを達成することはできませんでした。
プラスへの道のりはやはり簡単ではなかったです。
今日は1年間の馬券成績をいろんな指標で振り返ります。
また、今年は名馬と呼ばれる馬たちが数多く引退していきました。
その中でも顕著な実績を残した3頭を取り上げ、彼ら彼女らの功績を振り返っていきたいと思います(ただの趣味です)。
馬券成績
Summary
結局今年は一度もシャバ(プラス圏内)に出ることができませんでした。
あと5000円、というところまで迫った瞬間はありましたが、その後の二の矢が放てなかったことが悔やまれます。
しかし、今年は私が重賞予想を初めて5年目で、過去4年で毎年5万ずつ負けていたことを考えると、今年はそのマイナスが約半分になっています。
ほぼ11月のジャパンカップの大的中のおかげなので、あれが無かったらと思うとゾッとしますが、少しは進歩があったということにしておきたいです。
馬券の控除率は20~30%(券種による)で、期待値は70~80%ということになります。
今年は回収率が80%以上でその期待値を超えているので、馬券師としては及第点とさせてください。
競馬場別成績
東京・中京良し、中山・阪神悪しって感じです。
左周りの競馬場と相性が良かったみたいです。
だから何って話なので、この指標は参考程度です。
券種別成績
ワイドが足を引っ張っているのが明らかです。
一番購入回数が多かったにも関わらず、マイナスが一番大きいというのは反省しなければなりません。
私がワイドを購入するのは、ワイドでもある程度オッズがつく時、すなわちやや人気薄な馬を買う時が多かったように思います。
つまり私は人気薄を当てるのが下手ということです。
確かに、今年高配当を得た時は、人気どころで決着したレースでの点数を絞った馬連や3連単の的中でした。
このことを踏まえて、「競馬は基本人気馬で決まる」という考えのもと、そういう人気決着のレースできっちり稼ぐことを来年は心がけたいと思います。
クラス別成績
GIIIがダメでした。
GIやGIIだとある程度重賞を戦ってきた馬が出走してくるので、何となくその馬の戦績やレースぶりがイメージできるのですが、GIIIの場合は初重賞の馬もいてはじめてお目にかかるパターンが多々あります。
そういう初見の馬の評価がまだ上手くできていないのかなという気がします。
JRAの公式YouTubeチャンネルでは、出走馬の参考レースをまとめた動画が重賞ごとにアップされるので、そういったものも活用しながら自分の目を養っていきたいです。
ルメールメーター
現代の競馬予想においてルメールさんの取捨は重要なファクター、ということで今年から導入した指標です。
ルメールさんの馬を馬券に含めた場合とそうでない場合に分けて成績をまとめました。
結果、勝率も3着以内率もほぼ同じ、という何とも言えないデータが得られました。
来年はもう少し細かく分けて、「本命(馬券の軸)」「一応買っとく(馬券の相手)」「買わない」の3つで整理しようと思います。
余談ですが、上記の表の「買った時」と「買わなかった時」を足し合わせると、ルメールさんの重賞年間成績が分かります。
計算すると、勝率21.8%、3着以内率47.4%でした。
良い馬にたくさん乗っているとはいえ、さすがルメールさんです。
引退した名馬達
今年は数多くの名馬が引退しました。
今回はその中で3頭を取り上げ、勝手に語らせていただきます。
この3頭はほぼ全てのレースがこのブログで記録されていて、私がその馬にどれだけ稼がせてもらったか(貢いだか)が計算できるので、その結果も合わせて載せておきます(単純にその馬が出走した全重賞での私の馬券収支です)。
コントレイル
勝利GI:ホープフルS(2019)、皐月賞(2020)、日本ダービー(2020)、菊花賞(2020)、ジャパンC(2021)
生涯獲得賞金:11億9529万4000円
イノマティブ獲得賞金:+8600円
父ディープインパクト以来の「無敗の三冠馬」となり、コロナ禍で沈む日本を盛り上げてくれた馬でした。
無敗で菊花賞を制してからはなかなかGIを勝てず、そのまま引退レースを迎えることになりましたが、最後はしっかり勝って有終の美を飾るというドラマのような人生(馬生?)を送りました。
今後はディープインパクトの後継者として、強い産駒を輩出してくれることが期待されます。
個人的には馬券の相性がとても悪かった馬でしたが、最後のジャパンCでプラスにしてくれました。ありがとうコントレイル。
My favorite race
コントレイルのデビュー2戦目のレースで、この馬の強さがここで一気に知れ渡りました。
また、コントレイルの主戦騎手は福永さんでしたが、このレースだけ短期来日していたムーアが騎乗しました。
福永さんが以前何かのインタビューで「コントレイルはずっと本気で走ってくれなかった。けど、ムーアが乗ったこの時だけ本気を出していたかもしれない。」と言っていました。
確かに、リードを広げてからもムーアがずっとガチ追いしていて、コントレイルが本気で走らされている感じがします。
この辺はさすが世界の名手といったところです。
グランアレグリア
勝利GI:桜花賞(2019)、安田記念(2020)、スプリンターズS(2020)、マイルCS(2020)、ヴィクトリアマイル(2021)、マイルCS(2021)
生涯獲得賞金:10億7381万3000円
イノマティブ獲得賞金:+21910円
1200~1600mの短距離レースで異次元の強さを見せた牝馬でした。
デビュー当初はスピードを活かした先行タイプでしたが、後半は最後の直線でぶっ飛んでくる差し馬タイプになりました。
差しタイプになってからは勝ち方が派手になってきたので、ファンも多い馬だったと思います。
私は2019年の桜花賞でお世話になって以来(トンカツを奢って以来)、ずっと思い入れのある馬でした。
2020年の安田記念でアーモンドアイを倒して、私も馬券を的中させた時はとても興奮しました。
それ以降は人気になって馬券を買いづらくなってしまったため、なかなかこの馬から儲けることはできませんでしたが、人気に応えて活躍し続ける姿は見事でした。
My favorite race
スプリンターズステークス(GI)
グランアレグリア史上最も派手な勝ち方をしたレースだと思います。
直線を向いた時には後方2番手だったにも関わらず、ルメールがゴーサインを出してからは、一頭だけ違う生き物なのでは?と思わせるほどの末脚で伸びてきて、結局は2馬身差の圧勝でした。
鳥肌が立ったレースで、たまにこの映像を見たくなります。
自分が的中したレースは何回も見直しますが、このレースは的中していないのに見たくなる数少ないレースです。
クロノジェネシス
勝利GI:秋華賞(2019)、宝塚記念(2020)、有馬記念(2020)、宝塚記念(2021)
生涯獲得賞金:11億171万4000円
イノマティブ獲得賞金:-4190円 (-10ユーロ)
宝塚(2020)→ 有馬(2020)→ 宝塚(2021)とグランプリ3連覇を達成した牝馬です。
これらのレースではキレやスピードよりもタフさが求められ、そういった状況下で強さを発揮してきました。
そういった特性は凱旋門賞でも活かされるかと思いましたが、そこでは残念ながら敗れてしまいました。
とはいえ、凱旋門賞に挑戦して日本の競馬ファンに夢を抱かせてくれたことには感謝しなければなりません。
私もこの馬が凱旋門賞に出走してくれたおかげで、フランスに行く決意ができました。
馬券の方は、先述したグランアレグリアの桜花賞での30000円プラスがカウントされているのにも関わらず、合計はマイナスということで相性は悪かったです。
My favorite race
天皇賞(秋)(GI)
クロノジェネシスが3着に敗れたレースです。
なぜこのレースを取り上げたかというと、私がこの馬の強さを認識したレースだったからです。
既に書いたように、この馬はタフな馬場やレースで強いとされており、良馬場の東京競馬場のような速いタイムが出るコースには向かないと思っていました。
しかし、結果は東京得意のアーモンドアイに0.1秒差に迫る好走で、最後の600mのタイムはアーモンドアイを上回っていました。
レース条件に注文がつかないというのは本当に強い馬だと思います。
クロノジェネシスへの見方が変わったレースでした。
まとめ
今年は春からドイツに海外赴任となり、生活面で大きな変化があった年でした。
一人寂しいドイツ生活の中で、毎週末の競馬は心の癒しでした。
去年のコロナ禍の時も思いましたが、競馬をやっていて良かったです。
年間収支プラスの目標は来年に引き継ぎたいと思います。
また、途中からは英語でブログを書くという試みも始めました。
ブログを書くにあたって英語の言い回しを考えたり、分からない表現を調べたりすることで語彙力が増え、上司や同僚と日常会話をする際に活かせていたと思います。
この試みは2022年も(ドイツに戻ってから)続けていくつもりです。
競馬のことだけでなく、ドイツ生活ブログの方も充実させていきたいです。
最近GoProを購入したので、来年からは動画の形でドイツを紹介できればと考えています。
以上が2021年の振り返りでした。
1年間ありがとうございました。
良いお年を。